ミミです
クリエイターのみなさん、ポートフォリオのwebサイトは作っていますか?
かつてはアナログで作ったものを持参していたのが、今やポートフォリオはwebから簡単に閲覧ができる時代。多くの人に自分の作品を知ってもらえるポートフォリオのwebサイトは、ぜひ作っておきたいもの。
が、、、正直面倒。。よっぽど差し迫った理由がなければポートフォリオってなかなか作らない方は多いのでは。私のように…
そして先日、まさにその差し迫った状況になりました。(;д;)
CSSやHTMLの知識がなくても簡単に短時間にできるポートフォリオの提供サイトを探し回り、見つけたのがAdobe Portfolio。Adobe Creative Cloudを利用していた私には灯台下暗し。
今回は、webの知識がなくても短時間できれいなポートフォリオを作ることのできるAdobe Portfolioの基本操作をご説明いたします。
目次
Adobe Portfolioのできること
Adobe Portfolioはwebサイトを作る上で、いろいろと便利な機能があります。
- イラスト、写真、グラフィックデザインなど、クリエイター向けポートフォリオwebサイトの作成
- CSS、HTMLなどの知識がなくても作れる
- テーマの変更が簡単
- 1ライセンスで5つのサイトが作成可能
- レスポンシブデザイン対応
- 各ページにパスワードの設定が可能
- Adobeの他サービスとの連携(Lightroom、Behance)
- 独自ドメインの取得可能
※今回は基本操作のみのご紹介です。LightroomやBehanceなどの説明は割愛させていただきます。
事前準備
ポートフォリオを作る前に事前準備をしておくと作業がスムーズに進みます。
- STEP.1作品の選別これに一番時間がかかりますががんばりましょう。
- STEP.2画像ファイルの用意画像ファイルの解像度は72dpi、ファイル形式はjpeg・pig・gifのいずれかにします。
ファイルサイズが大きすぎるとサイトが重くなります
- STEP.3カテゴリーに分ける作品をカテゴリーに分けておくと見やすく、管理がしやすいです。
Adobe Portfolioの作成方法
サイトの構築を理解する
まず、Adobe Portfolioにはプロジェクト、ギャラリー、ページなどの用語が出てきます。これを理解していないと「はて?」となるので以下を参考にしてみてください。
名称ですが、以前のバージョンと少し変わっていて混乱…。今後も変わるかもしれませんが、このサイトでは以下の表に基づいて説明をしていきます。
※先の章「事前準備」で述べたカテゴリーは[ギャラリー]に相当します。
下記見本に当てはめると、①プロジェクト(名)、②ギャラリー、③ページ、④コンテンツとなります。
レイアウトを選ぶ
Adobe IDにログインし、https://portfolio.adobe.com/にアクセス、またはAdobe Creative CloudからAdobe Portfolioを選択します。
「無料ではじめに」または「Creative Cloudで無料」をクリック。(ちょっと翻訳がぎこちない…)
[作品ギャラリー]と[スプラッシュページ]の二つありますが、[作品ギャラリー]を選択し、用意されている8種類のレイアウト(2018.12現在)から一つを選び[このテーマを使用]をクリック。
タイトルを編集
編集画面になったら、まずこのプロジェクトのタイトルを編集します。最初は登録時の名前になっているかと思います。(下記画像赤枠部分)
タイトル部分にカーソルを置くと、左上に鉛筆マークが出てくるのでクリックして、編集画面を表示させます。
この編集画面ではテキストやフォントの種類・サイズ、または画像を挿入したりすることができます。
ギャラリーを追加
デフォルトでは「Work」と「Contact」のギャラリーがあります。編集する場合は、画面左側のメニューアイコン(「覚えておこう②」参照)から+マークの[ページを追加]をクリックして[ギャラリー]を選択します。(メニューアイコン[ページと統合]の編集画面下の+マークからでも追加ができます)
ギャラリー名を入力して[ギャラリーを作成]をクリックすると追加されます。
ギャラリー名を変更する場合は、メニューアイコン[ページと統合]→カテゴリー名の横の歯車マーク→[ギャラリータイトルを編集]で変更します。
※後からでも追加・変更できます。
メニューアイコンには以下のような役割があるので、確認しておきましょう。
①デザインをカスタマイズ→ページカバー、背景画像などレイアウト全体のカスタマイズ
②ページと結合→ページまたはギャラリーの移動や削除、追加など
③ページを追加→ページまたはギャラリーの新規作成
④設定→ドメイン名、パスワードの保護などwebページの設定
⑤テーマを切り替え→他のテーマに変更
ページの作成・編集・追加
ページの作成
メニューアイコン[ページを追加]または、編集画面の[+]→[ページ]をクリックして、ページレイアウトの選択とページ名と追加先のギャラリーを選択し、[ページを作成]をクリック。
次にこのページに挿入するコンテンツを選択。
[ファイル]→用意しておいた作品の画像データを選択→[開く]で、アップロード完了。
コンテンツの編集
編集したいコンテンツの左上にカーソルを持ってくると、鉛筆マークが出てくるのでクリックすると、編集メニューが表示されます。
コンテンツの追加
コンテンツを追加する場合は、追加したい場所のセンター部分にカーソルを持っていくと、横の罫線と+マークが出てくるので、+マークをクリックし、メニュー画面を表示させ、追加したいコンテンツを選択します。
この繰り返しで作品をどんどん追加していきましょう。
ギャラリー・ページの並べ替え
ギャラリーやページの順番を変えたい場合は、メニューアイコン[ページと統合]をクリックし、[コンテンツの管理]画面を開きます。
順番を変えたいコンテンツまたはギャラリーの三本線の部分をドラッグすると移動できます。
webサイトの設定
一通り作業が完了したら、メニューアイコンの[設定](歯車マーク)をクリックします。
ここではwebサイトの設定をしますが、必要なものだけで良いです。
設定しておいた方が良いのは[サイトオプション]の「画像を保護するために右クリックを無効にする」。ここにチェックを入れておけば、作品を無断でダウンロードされることはありません。
このサイトを限定公開するのであれば[パスワード保護]でパスワードの設定をしておきましょう。
サイトを公開
編集画面下の[プレビュー]で全体をチェックして、手直しするなら[編集に戻る]、問題がなければ[サイトを公開]をクリック。
「ポートフォリオを公開しました」の画面になり、サイトのURLが表示されるのでクリックすると作成したポートフォリオのサイトに飛びます。
最後に
Adobe Portfolioはwebの知識がなくても、簡単にきれいなポートフォリオwebサイトを作ることができます。
ただ、ポートフォリオの見栄えは大切ですが、見やすさも大切です。
作品のクオリティが良くても、サイトの構築が悪いと見にくいポートフォリオになってしまうのはとても残念です。
サイト構築の他にもデータの重さや、トリミングなどを気にかけながら、きれいで見やすいポートフォリオ作りを目指してください。