絵本づくりのお勉強

幻想的な絵本『モーションシルエット』に影響されて影の絵本を作ってみた

ミミ

影で作る絵本『モーション シルエット』をサイトで見つけて、それ以来すっかり影の絵本のとりこ。ちょっと作ってみるか!と見よう見まねで作ってみたので、ご紹介いたします。

見本である『モーション シルエット』の完成度があまりにも高いので、作ったところでしょぼいものになりそうだな…という不安はありましたが、意外にも楽しく、満足できるものができたので、ご紹介したいと思います。

作り方も簡単なので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。




『モーション シルエット』とは

絵本『モーション シルエット』とは、見開きの飛び出すしかけ部分に光をあてて、影を動かして楽しむという、幻想的でとても美しい絵本です。右、左、光のあて方で影が変化するので何通りの楽しみ方もできます。

『モーション シルエット』を作られたシルエットブックスさんのホームページでは、動画で作業風景が少し見ることができます。

今回、影の絵本を作るにあたって、この動画を舐めるようにみて観察し(すみません)、ヒントをいただきました。

参考 シルエットブックスsilhouette-books




『影の絵本』を作ってみよう

材料

  • 少し厚めのA4コピー用紙
  • カッター
  • のり
  • 定規
  • ホチキス
  • スマホのライト

※見本は私が以前作った絵本を元に作っています。

1.ポップアップ部分を考える

影を作るポップアップ部分を考えます。

このポップアップ部分が大きすぎると、影を写したときに紙面からはみ出したり、見栄えがあまりよくないです。影はあて方によって大きく伸び縮みするので、その辺りを考慮しておきましょう。

切り抜き部分を入れた方が、影に面白みが出ます。が、細かすぎると大変なことになるのでほどほどに。

影の絵本_見本

この程度の切り抜きならそんなに難しくありません。難しいのは正円ですね…




2.台紙を作る

影の背景となる台紙の部分を作ります。

ご注意!(1)
A4サイズのコピー用紙を半分に折り、2枚を貼り合わせて1見開きとするため、仕上がりイメージと実際のページの配置が違うので注意してください。(左ページと右ページが分かれた状態になります)

ご注意!(2)
用紙を半分に折った内側(袋になっていない方)1cmは、のりづけする部分なので、何も描き込まず、空白にしておきましょう。

台紙ができたら、内側1cmに折り目をつけます。さらに全てのページを重ね、しっかりと折り目をつけて、ページを開いたときにきれいに開くようにしておきます。




3.ポップアップ部分を作る

ポップアップとなるのイラストの下に、1cmの余白部分を残して切り抜きます。

こんな感じです。結構雑…

4.貼り合わせる

貼り合わせる前に、実際にスマホのライトを使って影の具合を試して、ポップアップの差し込む位置を決めます。

位置が決まったら、左ページ+ポップアップ+右ページの余白1cm部分をノリで貼り合わせます。

 

完成!

他のページを全て貼り合わせたら、のりづけした端をホチキスで数カ所止めたら完成です。

スマホのライトでいろいろな角度から照すと、影の動きが楽しめます。ご参考までに。

スライドショーには JavaScript が必要です。

 




『影の絵本』作り方のポイント

  • POINT.1
    紙は薄すぎず、厚すぎず!

    台紙は厚くても良いのですが、ポップアップ部分は厚すぎると切り抜きが大変、薄すぎるとページを開いたときいふにゃっとしてしまいます。

    今回使用したコピー用紙の厚さがちょうど良かったです。→ FUJIFILM 普通紙 画彩

  • POINT.2
    ポップアップ部分は切り抜きを入れる

    なくてもいいのですが、切り抜きが1箇所でもあると影として面白味が出ます。

  • POINT.3
    紙面は白場を多く

    作ってから気づいたのですが、文字とか背景がごちゃごちゃしているとせっかくの影の効果が薄れてしまいます。白場をうまく使いましょう。

  • POINT.4
    ぶっちゃけストーリーはなくても良い

    絵本として最初からきっちり作り込むより、影の動きを見ながらストーリーを考えた方がアイデアが膨らみます。むしろストーリーは二の次で良いかと。

  • POINT.5
    光はスマホのライトが最適

    部屋のライトや陽の光では光量が足りないです。ピンポイントで強い光を当ててくれるスマホのライトが、影の効果を充分引き出してくれます。

最後に

実際作ってみると、結構簡単にできました。

しかし、作ることはできても、この影の絵本の一番キモとなるのは、「影」の発想をどこまで広げられるかというところです。

絵本『シルエットモーション』は、光を右側からあてたときと左からあてたとき、違う2つのストーリーが楽しめるように作られています。

これはもう、本当に素晴らしい。

柔軟な発想ができるのは、クリエイターにとって大事な部分です。

この影たちをじっくり眺めながら、自分の中の柔軟性を高めていきたいなと思います。




%d人のブロガーが「いいね」をつけました。