「わたしのワンピース」は女の子、男の子にもおすすめです

今回は、私が子供のころに洋服というものに興味を持つきっかけとなった絵本「わたしのワンピース」をご紹介します。

ミミです

 

出典:わたしのワンピース(にしまきかやこ 作・絵)/こぐま社

絵本情報

◆出版社/こぐま社

◆対象年齢/3才〜5才くらい

◆著者/にしまきかやこ(作・絵)

◆発行/1969年12月

◆ページ数/44ページ




「わたしのワンピース」あらすじ

うさぎさんの作った真っ白なワンピース。そのワンピースを着て「ラララン ロロロン」と歌いながらうさぎさんがさんぽに出かけます。

すると、そのワンピースに次々と模様がくっつきます。お花畑の花模様や雨降りの水玉模様。いろんな模様が入れ替わり、最後はなんの模様になったのかな?

ストーリーも文章もテンポが良く、読み終わったあとはうさぎさんのように「ラララン ロロロン」なほのぼの気分になります。

出版社からの内容紹介
空から落ちてきた真っ白い布で、うさぎさんがワンピースを作りました。それを着てお花畑を通るとワンピースは花模様に、雨が降ると水玉模様に…、次々と柄が変わります。日本を代表するファンタジー絵本。

「わたしのワンピース」みどころ


出典:わたしのワンピース(にしまきかやこ 作・絵)/こぐま社

親近感のあるイラスト

このような言い方は作者さんにかなり失礼なのかもしれませんが、イラストは子供が描くお絵かきに近いものがあります。

下書きなしでサインペン一発で描いたような、ちょっとかすれたのびのびとした線、線からはみ出している色はピンクやブルー、黄緑色などの明るい色調。

このような肩の力の抜けたリラックスした絵のタッチは、お母さんにささっと描いてもらったような親近感があり、この絵本の魅力の一つです。

最近の絵本では描き込んだイラストが多いので、むしろ新鮮に感じる方もいらっしゃるのでは。

リズム良い文章は読み聞かせに最適

「ラララン ロロロン はなもようの ワンピース わたしに にあうかしら」

「あらら ことりが くらのみたべにきた」

「ゆうやけもようの ワンピース すこし ねむく なってきた」

短歌のようなリズム、テンポの良い文章は聞いてて気持ちが良いですね。

読み聞かせにはとても向いている絵本だと思います。




どんな子におすすめ?


出典:わたしのワンピース(にしまきかやこ 作・絵)/こぐま社

女の子にも、男の子にも

ワンピース、お花畑、小鳥…など、女の子向きの絵本のようですが、実は男の子にもよく読まれているようです。

真っ白なうさぎさんの真っ白な無個性なワンピースが、お花模様や小鳥の模様、虹色に、とどんどん変化していきます。

女の子だったら人形の着せ替え遊び、男の子だったらヒーローごっこのような子供の持っている変身願望。大人になっても大なり小なり残っていますよね。

その変身願望をくすぐるのが、真っ白なものから次から次へとカラフルに変化していくうさぎのワンピースなのかなと思います。

就学前のお子さんでしたら女の子、男の子にもおすすめします。

お裁縫好きなママ(またはパパ)

私がこの絵本が好きな理由の一つは、うさぎさんのミシンです。

同じような黒いミシンが私の家にあり、母親がそのミシンで縫い物をしている姿とうさぎさんのミシンがリンクして思い出に残っています。

今はこのようなレトロなミシンを持っている家庭はないかと思いますが、お裁縫をしているママ(またはパパ)とワンピースを作るうさぎさんを、子供はどこか重ねて見るかもしれません。

そんなふうに絵本と一緒に家族の思い出が記憶に残っていくのは素敵なことだと思いませんか?

 

 

作者プロフィール

◆にしまきかやこ(1939年生まれ)

◆東京出身

◆絵本作家

◆代表作品/『わたしのワンピース』(こぐま社)、『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし・文/金の星社)第18回産経児童出版文化賞受賞、『えのすきなねこさん』(童心社)第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞など

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