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【英語初心者】アーノルド・ローベルが好きな方、英語版絵本が超おすすめ

ミミ

アーノルド・ローベルが好き!英語が少しでも読めるようになりたい!という方におすすめします。

アーノルド・ローベルの絵本が好きな方は多いのではないでしょうか。

特に『がまくんとかえるくん』シリーズは1972年に日本で出版され、今でも人気の高い絵本です。

アーノルド・ローベルの絵本の魅力はいくつかありますが、登場人物(動物や虫が多いのですが)が、うっかり者やなまけ者、臆病者であわてん坊…そんなちょっとダメっぽい人間臭さに、親近感を抱いてしまいます。

アーノルド・ローベルの本が「 I Can Read Books 」シリーズでいくつか出版されていることを知り、英語多読にも興味があったので購入してみたのですが、これがすっかりハマってしまいました。

I Can Read Books とは
アメリカの子供向けのシリーズ本。はじめのステップが読み聞かせ用の「My First Reading 」、次のステップが「 I Can Read Books 」で1〜4のレベル別に紹介されている。

英語初心者で、楽しく勉強したいという方は、アーノルド・ローベルの英語版がおすすめです!




ココがおすすめ1
リラックスして読める

アーノルド・ノーベルの本は I Can Read Books シリーズのレベル2で、少し文字量は多めですが、基本的に簡単な単語です。

また、内容を知っている絵本なら、少々難しい単語に出くわしても、あまり気にせずに最後まで読み進めることができます。

これ、結構大切なことで、以前ご紹介した「英語の絵本は意外と難しい…おすすめは『英訳された日本の絵本』です!」にも書きましたが、英語勉強中の初心者にとって、内容を知っている英語の本というのは、気分的にリラックスして、楽しく最後まで読めるんですよね。

ココがおすすめ2
読み比べが楽しい

『 Frog and Toad Are Friends 』の中の「 COOKIES 」というお話で、食べ始めたら止まらないクッキーをなんとか止めようとして、かえるくんが次のように言いました。

” We need will power. “

これを『ふたりはいっしょ』(文化出版局)の三木卓さんの訳では、このように表現されています。

「ぼくたちには いしりょくが いるよ。」

power =意思力、なるほど。三木卓さんはアーノルド・ノーベルの世界をうまく表現されて、しっくりきます。

このように読み比べてみると、いろいろな言葉の表現の発見などがあって楽しいです。

ココがおすすめ3
原書の味わい深さ

出典:ふくろうくん(アーノルド・ローベル 作、三木卓 訳)/文化出版局

アーノルド・ローベルの絵本の英文はとてもシンプルです。

シンプルな中にも、どこか余韻が残ります。

この「余韻」というのは日本人的な感覚ですが、この英文とイラストからは「余韻」または「間」みたいなものを感じて味わい深いです。

原書を読むと一層アーノルド・ローベルが好きになるのではないでしょうか。




おすすめ!アーノルド・ローベル英語本

『 Frog and Toad 』シリーズ(がまくんとかえるくん)

出典:ふたりはともだち(アーノルド・ローベル 作、三木卓 訳)/文化出版局

まずはアーノルド・ローベルの代表作『がまくんとかえるくん』シリーズでほっこりしましょう。がまくんとかえるくんの友情物語。読み終えたあと、友だちってこんなに素敵なんだと思い知ることでしょう。

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3冊セットもあります。

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お財布に余裕があればCD付きなども。




『 OWL AT HOME 』(ふくろうくん)


出典:ふくろうくん(アーノルド・ローベル 作、三木卓 訳)/文化出版局

このお話は『がまくんとかえるくん』のように「ほっこり」しますが、「せつなさ」がちょっぴり加わります。ただこの感情は読み手のものであり、当のふくろうくん、ちょっとした不可思議なことが起こってパニクってますが、自分の生活に満足している様子が感じられます。ふくろろうくんのように現実をそのまま素直に受け入れたら楽になれるんだろうなあ。

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『 Uncle Elephant 』(ぼくのおじさん)


出典:ぼくのおじさん(アーノルド・ローベル 作、三木卓 訳)/文化出版局

『ぼくのおじさん』は注意して読んでください。うっかり涙するかもしれません…。両親が行方不明になってしまった子ゾウと、子ゾウを引き取ったおじさんとの温かなふれあい。何気ないエピソードに、おじさんの子ゾウに対する優しさがじわじわと感じられます。第1章「Uncle Elephant Opens the Door」で始まり、第9章「Uncle Elephant Closes the Door」で終わる、このタイトルがなんとも切ない。




『 Grasshopper on the Road 』(きりぎりすくん)

出典:きりぎりすくん(アーノルド・ローベル 作、三木卓 訳)/文化出版局

旅に出たきりぎりすくんが、個性的な虫たちと出会い、いろいろな生き方や考え方を知ります。人(虫)にはそれぞれの価値観があり、自分には自分の生き方がある。前へと進める気持ちになれる一冊です。しかし、ハエが綺麗好きとは…。

『 Small Pig 』(どろんここぶた)

出典:どろんここぶた(アーノルド・ローベル 作、岸田 衿子 訳)/文化出版局

大好きな泥を飼い主さんに掃除機(!)で吸い取られ、こぶたくんは怒り心頭。そして泥んこを探す旅に出ます。見どころは、こぶたくんの豊かな表情。気持ち良さそうな顔、怒った顔など大変愛らしい。ちなみに柔らかい泥は英語で soft mud。なんだか居心地良さそうな響き〜。

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最後に

アーノルド・ローベルのシンプルな英文で書かれた物語は、日本語で書かれた文章よりも想像力が膨らみます。

ぜひ、英語版絵本でもアーノルド・ローベルの世界を楽しんでみてください。




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